2020年10月19日

日光へ行って来ました。

先日、日帰りで日光へ行って来ました。
この10年間、日光へは毎年お参りに行っています。
東照宮で御祈祷してもらい、「磐裂神社(いわさきじんじゃ)」という神社にお参りするのがお決まりのコース。


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磐裂神社
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「磐裂神社」は、東照宮などがある山ではなく、少し歩いた民家がある町中にあります。
昔その町は職人が多く住んでいて「大工町」という町名だったそうです。
そしてその職人さんたちがお参りしていたのがこの「磐裂神社」。
この神社は妻と裏日光と呼ばれる「憾満ヶ淵」へ向かう途中偶然見つけました。
同じ職人としてこの神社との出会いは運命的な気がして、それ以来毎年お参りしているのです。


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磐裂神社の脇の風景

いつもは旧暦の新年が明ける2月頃行っていましたが、今年はコロナの影響もあってここまで遅くなってしまいました。
初めの頃は近くの宿に泊まってましたが、さすがに何年も行っているとそれも飽きて、最近はキャンプをしたり、自転車を持っていってキャンプ場から自転車で東照宮付近に行ったりと色々と楽しんでいます。
でも今年は初の日帰り、片道150キロくらいと思ってましたがあまかったようで、普段高速道路をあまり運転しない私にはこれが思ったよりもキツく、帰った頃には背中がガチガチ、鉄板のように硬くなってクタクタになってしまいました・・。


そもそも東照宮へお参りに行くようになったのは、友人数人と旅行で行った事がきっかけでした。
その時の友人の一人が一生買い換えることなくご利益が続く?と言う「金の破魔矢」なるものを購入、これにはみんな笑って驚きましたが、なんだかんだつられて他のみんなも買ってしまいました笑。
しかしそれ以来、職業病でもある腰の痛みがあまりなくなったり、何となく運が向いて来たきがしたんですね。

そして植浩として独立後、今度は妻ともう一度旅行で日光へ行きました。
その時はちょうど前厄だったので、厄払いと植浩の発展を願って御祈祷をして頂きました。
御祈祷は人生初、それが何とも心地良く、守られている気もしました。
それ以来我が家では毎年日光へお参りに行くのが定番となり、仕事で大きな怪我もなく、業績も順調に伸びている気がします。

あと東照宮でのもう一つの楽しみが「家康公のご遺訓おみくじ」!
残念ながら今年は新型コロナウイルスの感染対策としておみくじは中止となってましたが、これが何故かその時の自分の背中を押してくれる感じの内容に合っているんですよね。
色々と戒めてくれる事が書いてあったりして。
まあ、解釈によってどうとでも取れるのかもしれませんが、迷いのある時は特に楽しみにしています笑。

今年はおみくじは引けませんでしたが、輪王寺というお寺さんで「逍遥園」という庭園を見る事ができました。
今まで何度も日光に行っているのに、なんとこの庭園は行った事が無かったことに妻と驚き、しかも作庭はあの小堀遠州!庭師として本当に恥ずかしい限りです・・。
その庭園は入る前から素敵でした。
そこに庭園があると知る前から、うっすらと紅葉の始まっている日光の山を背景に大変効果的に美しく重なっていて、しばらくうっとりと眺めてしまうほど。
そして「あれ?そこに何かある!」と、暫くしてから庭園の存在に気付くほど山と自然と馴染んでいました。
中に入ってももちろん素敵な景色が広かっていました。
針葉樹を所々に効果的に配すことで奥行きを出し、紅葉する落葉樹を引き立たせていました。
そしてまた「京都へ行きたい病」が夫婦共々発症してしまいました笑。
家に戻って逍遥園を検索したら紅葉のライトアップで有名だったんですね。

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ま、兎にも角にも、今年も日帰りではありましたが無事に「東照宮」と「磐裂神社」にお参りに行けてホッとしております。
今年も後少しですが、この後も無事に怪我の無いよう仕事を頑張って行きたいと思います!

posted by uehiro at 21:08| Comment(0) | 仕事

2020年06月13日

菅笠到着!

またまた久々の投稿です!

いつも庭作りなど、載せようと試みますが、工事が忙しく結局そのままで、後でまとめて・・なんて思っていると、今度は手入れが忙しくなってきて結局更新せずじまい。
本当に毎度反省しています。
ただ、庭造りは全て順調に進んで、ちゃんと完了しておりますので。


今回の話題は菅笠です!
植木屋の夏はご想像通り炎天下での過酷な労働となります。
作業中はなるべく直射日光を浴びない方が疲労も軽減され、体が楽になります。
私の夏の作業スタイルは、上半身は鯉口シャツ(寅さんの着ているダボシャツの袖を鯉の口のように細く絞っている七分袖のシャツ)に手甲、そして手ぬぐいの上にしっかりと帽子をかぶる、というもの。

初めの頃はホームセンターで売っている麦わら帽子を被っていました。
仲間も大体麦わら帽子をかぶってます。
しかし麦わら帽子だとツバが大きいので作業中は結構邪魔に感んじます、それに風にも割と煽られるのでもう少し小さ方がいいな、と常々感じていました。
それからバンドのところにリボンみたいなものがかかっているものが多く、一日中被っているとこれが結構あついんですよね。

そこで次は竹で編んだ網代笠、しかもなるべく小さいものにしてみましたがこれが大正解!

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剪定で木に近づいても笠本体が当たることなく、木に昇り込む以外は全く気になりません。
それに風の影響も少ないと思います。
この手の笠は、頭に乗せる部分には主に「丸輪」というものと「ゴトク」というものの二種類あります。
私は網代笠では五徳の方を使っていました。

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これです。
五徳の輪の部分は私には少し大きいのと、長時間被っていると結構当たるところが痛くなるので、このように手拭いを巻きつけて加工して使っています。

網代笠は麦わら帽子に比べると、「かぶる」というよりは「乗せる」と言った感覚。
頭に密着した部分が少なく、五徳の隙間を風が抜けるので、体感上は麦わら帽子よりも涼しく感じる気がします。
そして何よりも素晴らしい大きな違いは、日除けだけではなく雨除けにもなるということです!
多少の雨であればカッパのフードはかぶらず、なんならカッパ自体も着ないで、この傘かぶるだけで作業をしています。
だから夏だけではなく、他の季節も常にこの笠は車の中に常備しています。

そんな網代笠も写真のもので2代目。
それももう大分痛んできたので、ついに買い換えることに。
また小さいものを探していたところで目に飛び込んできたのがこの菅笠だったのです!

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購入先は富山県高岡市にある「越中福岡の菅笠振興会」https://sugegasa.jp さん。
通常は1尺6寸(約48センチ)の販売になりますが、サイズオーダーできるということで1尺3寸(約39センチ)を特注させていただきました。

頭に乗せる部分も今回は丸輪、五徳よりも更に「乗せる」という感じなってます。
これは多分ものすごく涼しいだろうな、と思います。

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造りもしっかりとしていて、サイズ違いにも丁寧にご対応頂き、本当に感謝をしております。
私が被った感じはこんな感じです!

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うちの愛猫、雨ちゃんと笑

写真だと小さく見えますが、これが結構日差しも雨も遮ります。
半纏ともよくあってますよね。

越中福岡菅笠振興会の方によりますと、この菅傘は国の「重要無形文化財」、そして経済省の「伝統工芸品」に指定されているらしく、こういうものを身につけ仕事ができることを大変嬉しく思います。
私達庭の世界も同様ですが、こういった伝統を絶やさないようにしていかなくてはいけませんね。
しかもそれは大事にしまっておく物ではなく、実用品として日々の生活の中でどんどん使って消費し、良い循環を生んで行かなくてはなりません。
それにこういうスタイルを楽しんで仕事をするのもまた良いですね。

日除け、雨除けとして年間通して使える笠、外で作業をされている方々には本当にオススメです!!
この新しい相棒を、これから大切に長く使っていきたいと思います!!


posted by uehiro at 15:40| Comment(0) | 仕事

2019年05月31日

杉並区の庭づくり 1回目

今回から春に行った少し庭作りの事を書いていきます。


場所は都内某所、傾斜地のため家は少し高台に建っています。
ということで、今回は一昨年導入したユニックくんの本領発揮!これぞほんとに持ってて良かった!の一言です。


こちらが作業前の状態。

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写っている木はお客様のご希望で半年前に移植したもの。
ご実家にあった古い木で、全部で3本あります。
なんと真夏の35度はあろうかというに日に移植しました。


今回お客様が希望されている条件は、移植した木を活かしたい。
なるべく常緑樹で構成したい。
そして、庭の下半分がビルトインガレージになっているため土の厚みがなく、雨が降ると水が溜まってしまうのを何とかしたい。
大まかにはこの3つ。
この条件をうまく取り込み、庭を設計しました。

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「この小さなスペースで本当にこんな風になるの?」
お客様は不安気です・・でも答えは「なるんです!」
何もない状態で今は小さく見えても、作っていくと段々と量感が出て次第に広く見えてくるもんです。
「安心してください!これだけのスペースがあれば、立派なお庭ができますよ!」
数案出してベースが決まり、いよいよ庭作りのスタートです!

プランのポイントをざっと書くと
1、 地形を立体的にし、広く見せる。
2、 犬走りは三和土洗い出し風に。
3、 敷地の中央に蹲をつくり、家の奥から蹲まで水の抜け道を作り、蹲下には大きな自然透水桝を作る。
4、 濡れ縁を設置し、道沿いということもあり、視線を遮るような植栽をする。
5、 そして蹲には「水琴窟」を作らせていただきます!

余談ですが、庭を設計する時一番初めに考えることは機能と配置です。
「と」ではなく「機能の配置」、と言っても良いと思いますが、これをゾーニングと言います。
これは建築でも同じだと思いますが、私の場合も、先ずはお施主様の要望を聞いた上で庭全体の大まかなレイアウトを考えてゆきます。
ここに蹲、とかいうのではなく、ここは「何々ゾーン」といった具合に、ほんと大まかにです。

初めから具体的なことを考えていくと私の場合後が詰まってしまうので、必ず大まかに全体の機能をレイアウトすることから始めます。

では、今回はここまで。
また次回に続きます。

posted by uehiro at 12:45| Comment(0) | 仕事