2019年05月31日

杉並区の庭づくり 1回目

今回から春に行った少し庭作りの事を書いていきます。


場所は都内某所、傾斜地のため家は少し高台に建っています。
ということで、今回は一昨年導入したユニックくんの本領発揮!これぞほんとに持ってて良かった!の一言です。


こちらが作業前の状態。

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写っている木はお客様のご希望で半年前に移植したもの。
ご実家にあった古い木で、全部で3本あります。
なんと真夏の35度はあろうかというに日に移植しました。


今回お客様が希望されている条件は、移植した木を活かしたい。
なるべく常緑樹で構成したい。
そして、庭の下半分がビルトインガレージになっているため土の厚みがなく、雨が降ると水が溜まってしまうのを何とかしたい。
大まかにはこの3つ。
この条件をうまく取り込み、庭を設計しました。

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「この小さなスペースで本当にこんな風になるの?」
お客様は不安気です・・でも答えは「なるんです!」
何もない状態で今は小さく見えても、作っていくと段々と量感が出て次第に広く見えてくるもんです。
「安心してください!これだけのスペースがあれば、立派なお庭ができますよ!」
数案出してベースが決まり、いよいよ庭作りのスタートです!

プランのポイントをざっと書くと
1、 地形を立体的にし、広く見せる。
2、 犬走りは三和土洗い出し風に。
3、 敷地の中央に蹲をつくり、家の奥から蹲まで水の抜け道を作り、蹲下には大きな自然透水桝を作る。
4、 濡れ縁を設置し、道沿いということもあり、視線を遮るような植栽をする。
5、 そして蹲には「水琴窟」を作らせていただきます!

余談ですが、庭を設計する時一番初めに考えることは機能と配置です。
「と」ではなく「機能の配置」、と言っても良いと思いますが、これをゾーニングと言います。
これは建築でも同じだと思いますが、私の場合も、先ずはお施主様の要望を聞いた上で庭全体の大まかなレイアウトを考えてゆきます。
ここに蹲、とかいうのではなく、ここは「何々ゾーン」といった具合に、ほんと大まかにです。

初めから具体的なことを考えていくと私の場合後が詰まってしまうので、必ず大まかに全体の機能をレイアウトすることから始めます。

では、今回はここまで。
また次回に続きます。

posted by uehiro at 12:45| Comment(0) | 仕事

2019年05月13日

久ぶりの投稿です!

みなさん、本当にご無沙汰しております。
忙しさにかまけて、本当に長い間更新をさぼっておりました。
その間にコメントを頂いていたのにも気づかず、1年もの間返信もせず、反省しております。
これからまた忙しいシーズン到来ですが、ブログ頑張って書いていきます!


植浩も現在は二人の若い衆を迎え、忙しく頑張っております。
この冬も、ありがたいことにお庭を造らせていただきました。
その模様も、後日載せていきますので、また覗いてください!!
posted by uehiro at 22:18| Comment(0) | 仕事

2018年01月21日

盆栽屋さんの工事 その㋥

大分遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年も良い仕事が出来ますよう、全力で仕事に邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。


さて、今回は昨年末に書き始めた盆栽屋さんの三和土工事の二回目です。
前回は三和土のサンプル作りまでのお話でした。

サンプルを見て是非三和土で!といううれしいお言葉をいただき、早速三和土を中心とした全体のプランをくみ上げ、いくつかのプランを出し、打合せを進めていきます。


今回のプランのポイントは
1、 お店全体をなるべく自然素材で作ること
2、 お客様が商品である盆栽をゆっくりと見ていられる落ち着きのある空間作り
3、 近所の方が気軽にふらっと立ち寄れるお店
4、 オーナーが女性であることと、盆栽はそれほど安いものではいないので、それをイメージした落ち着きや品格のあるお店作り
と、こんな事を考えながらプランを進めていきました。

今回はオーナー様のお知り合いの大工さんとの共同作業。
植浩の仕事は主に「床の三和土工事」「大工さんが作ったカウンターの土壁制作」「蹲、敷石などの石工事」の主に3つ、両者でプランの確認をし合い、工程や絡み、収まりなどを打合せしながら進めていきます。

まずは基本となる石組からスタートです。
今回、石は世田谷の豊前屋さん、川崎の新光園さん、そしていつも植木でお世話になっている野口造園さん、の三か所から仕入れました。

石の仕入れは非常に難しい仕事です。
石屋さんに並べて置いてあるわけではなく山になている場合がほとんどです。
しかも軽いものではないのでそれをひっくり返したり、ちょっと抜き出して見たりはなかなか出来ません。
もちろん買う前には何とか引っ張り出して四方から確認したりしますが、大概はその段階ではほぼ使うことを決めています。一方向から見て大体の雰囲気や他の石との相性を見極めるのです。
しかも数件の石屋さんを回ったり、元々の既存石などと組み合わせる場合は、頭の中でお互いを組み合わせて決めるほかありません。
石選びはそんな感覚や感だけに頼った仕事ですが、それがまた面白さでもあります。

そうこうして集めた石で、とりあえず全体に並べレイアウトを決めていきます。

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砂で上げて高さやバランスを見ていきます。

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ユニックの初仕事もめでたく石仕事!!

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せっかくのユニックも店の中では使えません、チェーンブロックも使えず、すべては人力。
そこも踏まえて石を選ばなければなりませんね。


大体のレイアウトが決まったら水平を取り、周りだけ最小限のモルタルで固めていきます。
この時、三和土のことを考え最終的にはモルタルが石よりも若干内側へ入るように盛らないといけません。

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そして型枠を作っていよいよ次回は三和土工事です!

posted by uehiro at 19:39| Comment(0) | 仕事