2012年09月01日

ナショナル・ジオグラフィック 続き

こんばんは。

そういえば、前回ご紹介したナショナル・ジオグラフィックで気になった記事をもう一つ書きたいと思います。

それは1896年6月、三陸地方で大津波が起こった、という記事。
その津波は高さ24メートルはあって、水が引いた後の海岸線は何も残らないほどの大きな被害をもたらしたようです。

その当時は気圧計には以上がなく、気温は27〜32度とかなり蒸し暑く、朝から13回に及んだ小規模な地震も特に住民を驚かすほどのものではなかったそうです。
それなのに突然海の水が600メートルも沖に向かって後退し、その後高さ24メートルもあろうかという真っ黒な壁のような波が押し寄せてきたそうです。


写真 (6).JPG
当時の写真


亡くなった方の数は約2万7千人、この間の津波と変わらない大きな被害ですね。
しかもこの頃は警報などもなかっただろうし、元々の人口から考えると大半の人が亡くなってしまったようです。
ある村では人口6500人に対し、5000人の方が亡くなられたと書いてあります。

三陸地方は、それより過去に何度も津波に襲われていて、その度に復興し、人々はその土地に住み続けています。
そのたくましさと、生まれ育った土地を愛する郷土愛には、本当に感銘を受けます。

そしてもう一つ、この記事にあった特記すべきことがあります。
そのまま書きます。


刑務所があったが、津波が襲ってきたというので看守は監獄の鍵を全て外していったん受刑者を外に逃がし、彼らに決まった場所で待機するように命じた。
習慣されていたのは全部で195人だったが、集合場所に集まったのは二人を除く全員で、隊列を組んで整然と安全な高所に非難していた。


これは明治29年に世界に伝えられた日本の記事ですが、当時もきっと日本の国民性は驚かれたことでしょうね。
posted by uehiro at 20:26| Comment(0) |

2012年08月27日

ナショナルジオグラフィック

こんばんは。
今日は1冊の本を紹介します。

近所の古本屋で買った 「ナショナルジオグラフィック」の古本です。
当時1000円くらいで買った記憶がありますが、何気なく立ち寄ってひと目惚れ、即購入しました。

僕の住んでいる西荻窪という町には古本屋が結構たくさんあって、たまにぶらぶらと古本をあさりに行きます。
本を買うのは趣味みたいなもので、古本ばかりではありませんが、買いだすと勢いがついてまだ読んでいない本が沢山あるのに次々と買ってしまいます。
衝動が抑えられなくなるんですよね(笑)。

これは余談ですが、休みともなると西荻をぶらぶらして古本を買って、「ダンテ」というレンガ造りの古い喫茶店で買った本をチラ見して一人でニヤニヤ満足するのがなかなか贅沢な時間の過ごし方と思っております。

それはさておき、ナショナルジオグラフィックは明治21年に創刊し、日本のことは明治27年頃から定期的のに掲載し、世界に日本の現況を伝え続けてきました。
この本は、それを2003年に「日本の100年」として、当時の記事をそのまま抜粋して編集された本でした。

当時外国から日本がどのように見られていたかも当然興味のあるところですが、中に掲載されている写真がまたたまらなく素敵なものばかりです。


写真 (4).JPG
これは大正11年の写真 子供たちの笑顔がたまらないですね!


写真 (2).JPG
これは昭和8年の写真 この当時の記事では日本人と中国人の違いを述べ、礼節を重んじる日本の教養の豊かさや、日本人女性の和服の自然な美しさ、また日本の自然の美しさなどをあげていました


写真 (5).JPG
これも戦前の風景 街中で魚をさばく魚屋さんが粋ですね!豆絞り柄の股引がたまりません!!


とまあ、様々な写真がありますが、中でも明治期や戦前の農村に住む子供たちの本当に屈託のない素直な笑顔がとても素晴らしくて、「たとえ貧しくとも幸せな日本の子供たち」と、記事冒頭にある言葉通りです。

今僕らがこれらの写真を見てそう思うのは、豊かさの価値観が変わってしまった一つの証拠ですかね。
それは時代流れととして仕方のないことですが、また日本の世界に誇れる笑顔が沢山見られる時代が来ると良いですね。
posted by uehiro at 23:24| Comment(0) |