2020年06月13日

菅笠到着!

またまた久々の投稿です!

いつも庭作りなど、載せようと試みますが、工事が忙しく結局そのままで、後でまとめて・・なんて思っていると、今度は手入れが忙しくなってきて結局更新せずじまい。
本当に毎度反省しています。
ただ、庭造りは全て順調に進んで、ちゃんと完了しておりますので。


今回の話題は菅笠です!
植木屋の夏はご想像通り炎天下での過酷な労働となります。
作業中はなるべく直射日光を浴びない方が疲労も軽減され、体が楽になります。
私の夏の作業スタイルは、上半身は鯉口シャツ(寅さんの着ているダボシャツの袖を鯉の口のように細く絞っている七分袖のシャツ)に手甲、そして手ぬぐいの上にしっかりと帽子をかぶる、というもの。

初めの頃はホームセンターで売っている麦わら帽子を被っていました。
仲間も大体麦わら帽子をかぶってます。
しかし麦わら帽子だとツバが大きいので作業中は結構邪魔に感んじます、それに風にも割と煽られるのでもう少し小さ方がいいな、と常々感じていました。
それからバンドのところにリボンみたいなものがかかっているものが多く、一日中被っているとこれが結構あついんですよね。

そこで次は竹で編んだ網代笠、しかもなるべく小さいものにしてみましたがこれが大正解!

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剪定で木に近づいても笠本体が当たることなく、木に昇り込む以外は全く気になりません。
それに風の影響も少ないと思います。
この手の笠は、頭に乗せる部分には主に「丸輪」というものと「ゴトク」というものの二種類あります。
私は網代笠では五徳の方を使っていました。

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これです。
五徳の輪の部分は私には少し大きいのと、長時間被っていると結構当たるところが痛くなるので、このように手拭いを巻きつけて加工して使っています。

網代笠は麦わら帽子に比べると、「かぶる」というよりは「乗せる」と言った感覚。
頭に密着した部分が少なく、五徳の隙間を風が抜けるので、体感上は麦わら帽子よりも涼しく感じる気がします。
そして何よりも素晴らしい大きな違いは、日除けだけではなく雨除けにもなるということです!
多少の雨であればカッパのフードはかぶらず、なんならカッパ自体も着ないで、この傘かぶるだけで作業をしています。
だから夏だけではなく、他の季節も常にこの笠は車の中に常備しています。

そんな網代笠も写真のもので2代目。
それももう大分痛んできたので、ついに買い換えることに。
また小さいものを探していたところで目に飛び込んできたのがこの菅笠だったのです!

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購入先は富山県高岡市にある「越中福岡の菅笠振興会」https://sugegasa.jp さん。
通常は1尺6寸(約48センチ)の販売になりますが、サイズオーダーできるということで1尺3寸(約39センチ)を特注させていただきました。

頭に乗せる部分も今回は丸輪、五徳よりも更に「乗せる」という感じなってます。
これは多分ものすごく涼しいだろうな、と思います。

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造りもしっかりとしていて、サイズ違いにも丁寧にご対応頂き、本当に感謝をしております。
私が被った感じはこんな感じです!

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うちの愛猫、雨ちゃんと笑

写真だと小さく見えますが、これが結構日差しも雨も遮ります。
半纏ともよくあってますよね。

越中福岡菅笠振興会の方によりますと、この菅傘は国の「重要無形文化財」、そして経済省の「伝統工芸品」に指定されているらしく、こういうものを身につけ仕事ができることを大変嬉しく思います。
私達庭の世界も同様ですが、こういった伝統を絶やさないようにしていかなくてはいけませんね。
しかもそれは大事にしまっておく物ではなく、実用品として日々の生活の中でどんどん使って消費し、良い循環を生んで行かなくてはなりません。
それにこういうスタイルを楽しんで仕事をするのもまた良いですね。

日除け、雨除けとして年間通して使える笠、外で作業をされている方々には本当にオススメです!!
この新しい相棒を、これから大切に長く使っていきたいと思います!!


posted by uehiro at 15:40| Comment(0) | 仕事